カルチャーショックと英語格差

フランス帰国から6日経つ今日、あの楽しかった日々の思い出も徐々に風化しつつある。
キャンプ18日間、その前後の旅行9日間も含め、一ヶ月弱で感じた文化の違いを。

シエスタ(ランチ後の昼寝の時間)が社会的に認められている。
ヨーロッパの人はほぼ全員、ランチを食べた後に1〜2時間の昼寝をしていた。
この時間はキャンプメンバーは寝てしまうので、おれも寝ることにしていた。

・太陽を好む。シエスタ(昼寝)の時間になると芝生の上、直射日光の下でぐっすり寝れる。ヨーロッパの女の子は全員日なたで寝る一方、アジア人は直射日光を嫌うかのように、日陰に避難する構図が面白かった。

・音楽がかかるとすぐに踊りだす。ショッピングで街中を歩いてるときでも、テンポ良い音楽がかかるとその場で踊りだす。しかもダンスがやたら上手い。

・もちろんパン、パスタが主食。米なんてめったに使わない。食器もフォーク、ナイフ、スプーンで、箸なんて今まで見たこともないという人も。料理の味付けも塩、こしょう、ワイン(!)を使用。味の素や醤油、みそなどでの味付けはまれ。味付け用に赤・白ワインを使うため、出来上がった料理からワインの味がするのはよくあること。

・皿を洗う時に、洗剤で皿の汚れを落とすのはいいものの、洗剤の泡を最後まで洗わずにさらに残したまま乾燥させる。これが一番のカルチャーショックであった。
だって洗剤食べてることになるじゃん?と指摘したら、「Akira, you're too delicate, it's OK~」って言われた。
皿から洗剤の泡を流す水がもったいないからなのか、それとも洗剤の泡を摂取すると自分が体の中が綺麗になるとでも思っているのか、どこがokなのかはよく分からなかったが、とりあえずこれが習慣なのか、と受け入れる。
その後、食事の前に俺が自分の皿をこっそり洗っていたのは誰も知らないことであるw
イタリア、フランス、スペイン、ドイツの子がみんな同じことやっていたから、ヨーロッパでは普通なのかも。


そして、次は言語について。
キャンプ中、言葉とかどうしてたの?とよく聞かれるが、もちろん英語で話していた。

ただ、15名のメンバーの中にも、英語格差は確実にあった。英語を母国語とする人はいなかったが、アメリカ人並みにペラペラ、めっちゃ早い英語を喋れる人から英語では言いたいこともまともに話せず、ほとんど母国語を喋ってた人まで。

そして、自分自身英語ができなくて悔しかったことも多々。
例えば、こんなワンシーン。

インターネットが使えるPCの台数と時間の関係上、インターネットが使えるのは一人あたり一週間で一回程度。次の週、誰が先にインターネットを使いに行くか?で俺とスペイン人と軽く口論になったが、向こうがめっちゃ早い英語でバーっと勢い良く喋ってきて、あっさり口論に負けた。

「先週は自分が一番先に行ったんだから、今週も自分が先に行くのが当然でしょ」みたいなことを言っていたのは理解できたけど、反論が英語でできず、先に行かれてしまった。

まあこんな些細な例でも英語ができないと損をするように、
やっぱり英語ができないのは人生において機会損失だな、と強く実感。
就職活動も英語面接ボロボロだったし。
英語でケンカできるくらいになるのがちょうどいいくらいかも。

綺麗な英語を話せるようになるには、発音、文法、語彙の三要素がある。
兎にも角にも、発音をまずはなんとか鍛えなければ、と痛感。
おれの英語ってどうなのよ?っと何人かに聞いたが、とにかく喋るのが速すぎて分かりづらい、と一様に言われた。
たぶん、発音に自信がないからその分、速く喋ろうとしてしまう事に原因があるのかな、と。あとは、文末を上げる、下げるに注意した方がいよ、とも。
文法・語彙は高校時代の知識があれば十分通じるから、まずは発音だな、と。

そこで、英語を上達させる場所はないかね。
常日頃英語をアウトプットするしかないのだろうが、日本で研究室に籠っているとなかなかその機会が少ない。

今はキャンプの子たちとfacebookで、英語でメッセージ交換したりお互いの写真にコメントしたりしているがそれもたかが知れている。

やっぱり身近に英語を話す友達を作るのが王道?ということで、大学の留学生ラウンジでいろんな言語で話すセッションをやっているみたいだから顔出してみようかな、と思うこの頃でした。
あとは英語を話す彼女を作るとか。笑