サンパウロ出張記〜その2 昼にガッツリ食べて、夜は少なめに食べるというとても健康的なブラジル食文化
さて、サンパウロ出張記その2はブラジルの食文化について書いていきます。
ブラジル料理というと、何を想像しますでしょうか?
肉・・・?魚・・・?ココナッツ・・・?豆・・・・?
ブラジル国民はインディオ、ポルトガル系、アフリカ系、イタリア系、ドイツ系、アラブ人(主にシリア、レバノン)、そして日系を主体とするアジア系などの混血人種。なので、基本的に世界中の料理が食べれます。
その中でも、最もブラジル料理らしい料理といえば、フェジョン(feijão)と呼ばれる豆を使った料理。
写真左の小さい豆の煮込み料理。日本でいうみそ汁的なポジジョンの家庭料理で、毎日食べられています。45日中、40日くらいは食べた記憶が。味に深みがあって、とても美味しい。ブラジルでの主食は米で、ごはんにかけて食べると日本人の口にも合う。
レストランによっては、こんなにでっかいフェジョンが出てくる事も。たいだいポテト、右の緑の野菜とあわせて食べるといっそう口に合う。
フェジョアーダ。フェジョンと豚肉、牛肉、ソーセージなどを煮込む。水曜日と土曜日の昼にしかレストランで提供されない。フェジョアーダの起源はブラジルがポルトガルの植民地時代だった頃といわれ、アフリカから連れてこられた奴隷たちが、農場主らのために豚の上質な肉を取った残りの部分(主に内臓、そして耳や鼻、足、しっぽなど)を豆と加えてできた料理、と一般的には伝えられている。
タラとトマト、じゃがいも、卵をオリーブオイルをふんだんに使った煮込み料理。ノルウェーの料理だとか。
ちなみにブラジルの日系のおっちゃん達は、土日になるとこんな感じでみんな集まって昼から呑んだくれてます。
モルタデラサンド。@サンパウロ市営市場
イタリア移民によってブラジルにもたらされたもの。本場イタリアではボローニャの、直径20〜50センチの伝統的なソーセージを薄くスライスして挟むのだが、ローカライズされた結果、パンよりハムの方が厚くなっている。
ブラジルのオレンジジュース。ポルトガル語では、スーコ・デ・ラランジャ。一説にはブラジルのオレンジジュースは世界一うまいとか。その理由も、オレンジジュースのフレッシュさにある。多くのレストランで、工場で加工されてパッキングされたオレンジジュースではなく、その場でオレンジをふんだんに使って、絞り立てのジュースを提供してくれる。まさに絞り立てなので、オレンジをかじってるような感覚。
カイピリーニャ。ポルトガル語で“田舎の娘さん”という意味。材料のカシャーサは、ブラジル産のスピリッツで、さとうきびの絞り汁をそのまま発酵、蒸溜させて作られている。クラッシュドアイスと刻んだライムの味わいが爽やか。
フルーツ・サラダ。その季節によって旬なフルーツを揃えてくれる。パイナップル・いちごの酸っぱい系のフルーツと、マンゴー・スイカ・パパイヤの甘い系のフルーツ、その上から掛かったオレンジジュースの味が絶妙に調和し、フルーツの美味しさを引き出してくれます。